「今現在、自動車メーカーとの関係は非常に良好です。2018年、富士スピードウェイで行なわれたトヨタのGAZOO Racing FESTIVALでは、RC(ラジオコントロール)カーとミニ四駆の体験コーナーを用意してくれましたし、マツダやホンダのショールームでも当社のイベントが開催されています。新車も、実車ができる前にデータを提供してくれて、発売とほぼ同時にプラモデルが発売できる状況です」 プラモデルメーカーの最大手、タミヤの田宮俊作社長は、自動車メーカーとの関係を、そのように語った。 今から60年余り前、玩具メーカーのマルサンが初の国産プラモデルを発売したそのラインアップの中に、日産自動車の小型乗用車「ダットサン1000」が含まれていたことを知っている人は少ない。これはもちろん、国産車がプラモデル化された最初のキットということになる。 プラモデルの先進国、米国や英国でも自動車のキットは数多く
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