後発のサービスが優れたUI/UXで一気にシェアを拡大したというようなケースは、枚挙に暇がない。一方で、デザイン経営が上手くいかない企業があるのも、また事実。そこにはどのような差があるのか。 NewsPicksが主催したビジネスカンファレンス「START UP EVERYTIME」で行われた、Takram代表の田川欣哉氏とFigma Japan カントリーマネージャー 川延浩彰氏によるトークセッションから、デザイン経営の課題と本質に迫る。
スプツニ子!(以下、ス):長谷部さんとお会いするのは、2019年11月、花王社内で講演させていただいて以来ですね。 長谷部(以下、長):ええ。花王の新しいイノベーション「Fine Fiber(*1)」が、繭の糸ほどの極細繊維で肌の表面に膜をつくる技術だったので、「エイミの光るシルク(*2)」という作品を発表されたスプツニ子!さんにぜひお話を、と。実はその際にデモンストレーションでお見せした技術が完成したんです。 ス:おめでとうございます!あのような画期的なプロダクトが生まれた経緯(いきさつ)をあらためて教えてください。 長:「Fine Fiber」はビューティケアとして生まれた技術ではなく、オムツやナプキン開発における繊維を細くする研究から誕生したんです。研究が進んで極細が可能になったときに、「オムツに適用するよりむしろ皮膚の上でやったほうが楽しいんじゃないか?」ということで人がどんどん集
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