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  • 「デザインの専門家ではない」からこそ見えたデザイン賞の価値――経営者が問い直すデザインの本質

    1957年の創設から70年近くを経て、グッドデザイン賞が新たな転換点を迎えている。かつて「Gマーク」は生活者に「良いもの」を示す確かな指針だったが、若い世代にその存在感は薄れ、デザイン業界の内側では「モノより、コトのデザインばかりが評価される」という声も上がる。そんな時代に、審査委員長として異例の就任を果たしたのが、中川政七商店前会長の中川淳氏だ。「デザインの専門家ではない」と言う経営者は、この賞に何を見、何を変えようとしているのか。(聞き手/音なぎ省一郎、撮影/まくらあさみ) 「Gマークって何?」 若い世代に届かなくなった賞の現在地 ――グッドデザイン賞の審査委員長としては、事実上初の経営者となります。どのような役割を意識されていますか。 中川 僕はデザインの専門家ではないので、審査の一つ一つに細かく関わるというよりは、全体の方向性を示す役割だと考えています。 ただ、審査に関わることはも

    「デザインの専門家ではない」からこそ見えたデザイン賞の価値――経営者が問い直すデザインの本質
  • ダイニッポン回顧とミライ|ARTICLES|The Graphic Design Review

    秀親と塚田哲也によるデザイナーユニット「大日タイポ組合」は1993年の結成以来、30年以上にわたって文字をテーマにした作品制作やプロジェクトを展開してきた。その活動の基調となっているのは洒落や諧謔の精神にもとづく文字表象の解体と再構築である。90年代初頭の日語インディーズフォントブーム、2000年代以降の日語デジタル・タイポグラフィの発展といった時代の流れを受け止めつつも、新しいチャレンジを行ってきた彼らは、とくに近年では文字の根源にある「書」にも向き合い始めた。ユーモアと真剣さが表裏一体となったその姿勢は何に由来し、どこへ向かっているのか? メンバーの一人である塚田の個人史から探る。 バナー写真:秀親(右)と塚田哲也(左)。「大日タイポ組合のインボウ」(2004年)会場にて さて、GDRというクルマのような高級コンデジのような名前のウェブサイトに文章を書くことになった。内容は文字

    ダイニッポン回顧とミライ|ARTICLES|The Graphic Design Review
  • 【AIと生きる時代の〈理解〉考】第1回:LLMは理解しているのか? - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

    第0回で述べたように、連載では、生成AI時代に「理解」という営みを理解し直すことを目指す。今回は「LLMは理解しているのだろうか?」という問いを取り上げ、生成AIブームの前後の議論を概観する。 第0回はこちら⇩ 「LLMによる理解」に驚き直す 大規模言語モデルとは何か 言語モデルは「理解」しているように見える AIは「当の理解」ではない論(1)生成AI以前 AIは「当の理解」ではない論(2)生成AI初期 2026年、もはや「理解していない」と言いにくいが… 直観を更新する まとめ 謝辞 参考文献 「LLMによる理解」に驚き直す 大規模言語モデル(LLM)は言語を理解しているのだろうか。 これは2022年のChatGPTの登場以来、盛んに繰り返された問いだ。日常的にLLMを使っている人にとっては、何をいまさらと響くかもしれない。自然な対話ができるAIはもうここにある。いまさらそれが「理

    【AIと生きる時代の〈理解〉考】第1回:LLMは理解しているのか? - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
  • 【新連載】つやちゃん「音楽を言葉にする」 第1回:皆が語りすぎている時代に、なぜ語るのか

    文筆家・つやちゃんが、インターネットやAIが発展してますます複雑化する現代の情報空間において、音楽を中心としたカルチャーについて「書くこと」「語ること」の意義やその技法を伝える新連載「音楽を言葉にする」。 第1回は、つやちゃんが文筆家となった経緯と、現代における批評の役割について。(編集部) 「この得体の知れない何かに輪郭を与えたい」というモチベーション この連載は、音楽を中心としたカルチャー全般について「言葉にしたい」「書きたい」と考える人に向け、私自身の考えをまとめ、その技術までを伝えていくものです。とはいえ、私が格的に執筆を始めてから、まだ5年ほどしか経っていません。そんな私がなぜこの題材で連載を始めるのか、不思議に思う人もいるでしょう。文章術であれば他に適任者はいるように思いますし、より硬派に音楽文化批評やジャーナリズムに取り組んでいる人も少なくありません。だからこそ、この連載

    【新連載】つやちゃん「音楽を言葉にする」 第1回:皆が語りすぎている時代に、なぜ語るのか
  • 動画時代になぜ「音声メディア」が人気?「耳時間」から見るその魅力と可能性 @メ環研の部屋 | メディア環境研究所|博報堂

    テレビ番組、動画、SNSとメディアの多様化が進む今、大きな存在感を発揮しているのがラジオ番組やポッドキャスト番組をはじめとする音声メディアです。メディア環境研究所は、2021年の調査で先端的な生活者が活用するメディアとしてポッドキャストに注目しました。それから約5年。さらに音声メディアは10~20代の若年層を中心にその存在感を増しています。 そこで今回あらためて「音声メディア」の魅力について調査を実施。記事の前半では、YouTubeなどの「無料動画」の魅力と比較しながら、調査データから見える音声メディアの魅力を検討し、後半では研究員のディスカッションを通して音声メディアの可能性を探ります。モデレーターはメディア環境研究所の上席研究員の野田絵美と森永真弓です。 若者が好む音声メディア / ポッドキャストと音楽ストリーミング 今回の調査では、全国の15~69歳の男女を対象に、YouTubeなど

    動画時代になぜ「音声メディア」が人気?「耳時間」から見るその魅力と可能性 @メ環研の部屋 | メディア環境研究所|博報堂
  • 都市に土を置くという戦略──「拡張生態系」がひらく人間の実存【「場」の編集術#05】

    麻布台ヒルズ・レジデンスB棟の一角にある、拡張生態系の実験場「Green Pool」 2023年11月、東京の新たな象徴として誕生した複合施設「麻布台ヒルズ」。その洗練された街並みの一角に、従来の都市緑地の常識を覆す実験場がある。株式会社SynecOが展開する拡張生態系緑地(通称Green Pool)だ。 この緑地では、2025年に待望の理論書が刊行され話題を呼んだ「拡張生態系」、およびその実装プロトコルである「シネコカルチャー」(Synecoculture)の実証実験が日常的に行われている。従来、生態系は人間の介入によって損なわれるものと語られてきたが、拡張生態系はその前提を問い直す試みとして、いま世界各国で議論を広げつつあるという。 都市空間の新たなあり方を模索する、WORKSIGHT編集長・山下正太郎による連載シリーズ「『場』の編集術」。第5弾となる今回は、拡張生態系の理論と実践の双

    都市に土を置くという戦略──「拡張生態系」がひらく人間の実存【「場」の編集術#05】
  • デザインの"らしさ"は、ルールじゃなく姿勢で受け継ぐ。クラシコムのデザインプレイブック、制作の舞台裏|クラシコム(「北欧、暮らしの道具店」運営)

    クラシコムや「北欧、暮らしの道具店」のデザインを統括するコーポレートクリエイティブ室(以下、CC室)では、20周年を前に「3年間のロードマップ」プロジェクトに取り組んでいます。 正当性、物、そして“らしさ”という意味を持つ「オーセンティック」をテーマに、20年間、感覚や経験則で積み重ねてきた“らしさ”を、これからも育んでいける体制をつくるプロジェクトです。 その一環として取り組んだのが、過去20年分のデザインを振り返る「アーカイブプロジェクト」。蓄積したデータをAIと掛け合わせることで、制作プロセスの改善にもつながりました。(この話は前回の記事で詳しくお伝えしています。) 今回は、さらに過去の取り組みから分析されたデータと、スタッフの頭の中にある想いを組み合わせ、デザイナーひとりひとりが有機的に「らしいデザイン」を紡ぎ続けていくために生まれたプレイブックについてその裏側をお話します。 話

    デザインの"らしさ"は、ルールじゃなく姿勢で受け継ぐ。クラシコムのデザインプレイブック、制作の舞台裏|クラシコム(「北欧、暮らしの道具店」運営)
  • 万博は実験のためにある 大阪・関西万博の建築を考える(市川紘司)

    『世界』2025年10月号の記事を特別公開いたします。 「意外とよかった」万博 大阪・関西万博が四月一三日に開幕してから、稿を書いている時点で、すでに四カ月が経った。今回の万博では、事業費の妥当性、カジノをふくむ統合型リゾート(IR)開発のからむ跡地利用計画、メタンガスの発生、さらにはそもそも日でいま万博を開催する大義があるのか……等々の点に対して、さまざまな批判や疑問が投げかけられてきた。開幕したのちも、実験的なトイレが使いづらいとか、ユスリカが大量発生したとか、話題には事欠かない。パビリオン工事費の未払い問題なども気になるところだ。 しかし着実に好意的な感想も増えている。来場者数も堅調に伸びているようである。 建築界における評判も同様に変化した。開幕前は東京オリンピックに比べても注目度は低く、無関心さらには批判的な意見が多かった印象がある。しかし開幕後しばらく経つと「行ってみたら意

    万博は実験のためにある 大阪・関西万博の建築を考える(市川紘司)
  • YOHAK DESIGN STUDIO 佐々木 拓さん 領域を横断する思考 | AXIS Web | デザインの視点で、人間の可能性や創造性を伝えるメディア

    東京都立大学大学院 システムデザイン研究科 インダストリアルアート学域の授業「インテリアデザイン特論」において、学生の皆さんが3チームに分かれ、第一線で活躍するデザイナーや建築家、クリエイターの方々にインタビューを実施。インタビュー中の写真撮影、原稿のとりまとめまで自分たちの手で行いました。シリーズで各インタビュー記事をお届けします。 YOHAK DESIGN STUDIO 佐々木 拓さん 領域を横断する思考 コクヨのクリエイティブチーム「YOHAK DESIGN STUDIO」において、アートディレクターとしてグラフィックやプロダクトといった領域を横断しつつ、デザインを手がける佐々木 拓さん。企業内でありながら独立したスタジオのように機能する組織の中で、新しいビジュアルアイデンティティの構築からプロダクト開発まで幅広い活動を続けている。東京・千駄ヶ谷のYOHAK DESIGN STUDI

    YOHAK DESIGN STUDIO 佐々木 拓さん 領域を横断する思考 | AXIS Web | デザインの視点で、人間の可能性や創造性を伝えるメディア
  • ハーバーマスとAI――戦後ドイツの思想からみる対話、公共圏、民主的統制(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    ユルゲン・ハーバーマス氏の逝去と思想的意義現代ドイツを代表する哲学者であり、世界的な知識人と見なされてきたユルゲン・ハーバーマス氏は、報道によれば2026年3月14日、ドイツ南部シュタルンベルクで96歳にて逝去した。 ハーバーマスは、市民が自由な対話を行う言論空間を民主制の基礎とみる公共性理論、そして人間は暴力によらず相互理解へ近づきうるという立場から対話の条件を考えたコミュニケーション論によって、戦後ドイツのみならず現代政治思想全体に大きな足跡を残した思想家である。謹んでご冥福をお祈りいたします。 (写真:アフロ) 戦後ドイツを代表する思想家としての位置づけユルゲン・ハーバーマスは1929年にドイツで生まれた哲学者、社会思想家、社会学者である。彼が生きた時代は、ナチ体制の崩壊、第二次世界大戦後の再建、冷戦、ヨーロッパ統合、情報化社会の進展へと続く激動の時代であった。したがってハーバーマス

    ハーバーマスとAI――戦後ドイツの思想からみる対話、公共圏、民主的統制(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース
  • 知能は社会のなかにある:ソ連時代に描かれたもうひとつのAI思想

    ロシア構成主義を代表する芸術家エル・リシツキーによる1922年の作品『About Two Squares』 photograph by Fine Art Images/Heritage Images/Getty Images 人工知能をめぐる議論の多くが「機械は人間の知能を超えるか」という二元論に終始するなか、冷戦期の旧ソビエト連邦(以下、ソ連)では、西洋社会とは異なる、独自のAIの系譜が育まれていた。当時の数学者や経済学者、エンジニアたちは、サイバネティクスやアルゴリズム研究を通じて、「脳=機械」という還元主義を相対化しながら、知能とは何かという問題に向き合っていたのである。 人間の思考を模倣する装置ではなく、経済や都市、社会そのものを調整・管理するための統治技術として構想されていた「ソ連AI」。科学技術史家・社会学者のオレーシャ・キルチクは、この忘れられた歴史をたどりながら、現代のアル

    知能は社会のなかにある:ソ連時代に描かれたもうひとつのAI思想
  • artscape座談会|「デザイン賞」で審査するとは?──ありうべきアワードと審査のあり方(前編) – artscape

    左から、齋藤精一氏、上西祐理氏、野見山桜氏、永山祐子氏、安藤北斗氏[以下すべて、撮影:吉屋亮] artscape30周年記念企画の一環として、現在のアートとデザインの世界における「アワード(賞)」と「審査」のあり方を問う座談会を開催しました。今回集まっていただいたのは、クリエイティブディレクターの齋藤精一氏、グラフィックデザイナーの上西祐理氏、建築家の永山祐子氏、デザイナーの安藤北斗氏、そして司会進行としてデザイン史家の野見山桜氏という5名。国内外で数多くの審査員を務め、また自らもプレイヤーとして賞に挑んできた各氏が語る、審査の現場で起きていること、そしてこれからのデザイン賞の役割とは。 ※artscapeの過去記事のアーカイブはこちら。 ※30周年記念企画 記事一覧はこちら。 構成:太田知也 地図を描き、誰かの背中を押す──クリエイターとアワード 野見山桜氏(デザイン史家、artscap

  • 道からつくったフードコート

    よいデザイン、優れたデザイン、 未来を拓くデザイン 人々のこころを動かしたアイデアも、 社会を導いたアクションも、 その始まりはいつも小さい よいデザインが生まれた現場から、 次のデザインへのヒントを探るインタビュー 玉川髙島屋S.C.(ショッピングセンター)という商業施設の一角にありながら、フードコート「P.」は目的を定めて行く場所ではありません。コーヒーを飲みに立ち寄ってもよく、何も買わずに通り抜けてもよい。普段着にサンダルでも、少し背筋を伸ばした装いでも、同じように受け入れてくれる。二子玉川の通りに生まれたこの場所は、そうした自由を肯定する空間です。 このプロジェクトの合言葉は「完成しない街角」。完成をゴールにせず、時間帯や季節、人の使い方によって更新され続ける通りづくりが構想されました。稿では、ディベロッパーである東神開発と、グラフィックデザインを担ったCEKAI、ランドスケープ

    道からつくったフードコート
  • レコードを万引きする:若者はいつから「消費者」なのか【WORKSIGHT ARCHIVES#4】

    1969年8月、「平和と音楽の3日間」と謳われたフェス「ウッドストック」に集った「若者」たち photograph by Howard Arnold Collection/Getty Images ソーシャルメディア上で炎上した、レコードの万引きに関するある投稿は、「若者」と「消費」をめぐる根源的な問いへと誘うものでもあった。お金がないのに、消費者としてターゲットされる若者。その矛盾を社会はどう受け止めてこなかったのか 2025年5月14日発行、プリント版『WORKSIGHT[ワークサイト]27号 消費者とは Are We Consumers?』から転載 text by Kei Wakabayashi 発端はX上の無邪気な投稿(現在は削除済み)だった。 「サブスク、YouTube、SNSがない世代のキッズ←マジでどうやって音楽掘ってたん?」 これに、ある有名音楽評論家が、こうリプライしたこ

    レコードを万引きする:若者はいつから「消費者」なのか【WORKSIGHT ARCHIVES#4】
  • 三宅香帆の“母殺し”と東畑開人の“ツアーガイド”が意味するものとは? 綿野恵太が語る令和人文主義

    昨年、人文界隈のタイムラインを席巻した「令和人文主義」の話題も、一時期に比べればあまり目にしなくなってきた。しかし、いまの人文知のあり方を考えるうえで、令和人文主義について語るべきことはまだあるようにも思われる。 そこで、令和人文主義で定義された世代にすっぽり入っていながら令和人文主義に数え入れられていない書き手に、令和人文主義について尋ねてみた。 2019年刊行のデビュー作『「差別はいけない」とみんないうけれど。』が今年1月に増補版として文庫化された綿野恵太氏である。同世代から見る令和人文主義とは。(取材日時:2026年1月30日) 綿野恵太『増補改訂版「差別はいけない」とみんないうけれど。』(朝日文庫) みんながを読んでもべつに良い世界にはならない? ――このたびは綿野さんに令和人文主義を出発点としていまの人文知や批評の状況についてお聞きしたいと思います。綿野さんは令和人文主義で定義

    三宅香帆の“母殺し”と東畑開人の“ツアーガイド”が意味するものとは? 綿野恵太が語る令和人文主義
  • 「古着」を売るのではない、文化を「翻訳」する——。23歳の店主が80年代DCブランドに見出す、モノの運命を変える「独自のまなざし」

    「古着」を売るのではない、文化を「翻訳」する——。23歳の店主が80年代DCブランドに見出す、モノの運命を変える「独自のまなざし」 ニコル、メンズビギ、アーストンボラージュ、PASHU、パパス――。 この並びに50代後半以上なら、どこかむずがゆくなるような懐かしさを感じる方は多いはずだ。1980年代に若者たちを熱狂させた「DCブランド」たち。それらの古着だけを扱い、一部のファッショニスタからカルト的な人気を誇っているのが『スノッブ(SNOB)』だ。 驚くことにオーナーは23歳の大学生。しかも店は、長野県上田市の商店街にある。当時を知らない若者が、なぜバブル期の日製ブランドを提案するのか。なぜじわじわとその存在感を増しているのか。その先に見据えた“ある狙い”とは? 信州大学繊維学部4年生でもあるオーナーの市村修蔵氏を、掘ってみた。 DCブランドの再発信が、アウトバウンドになる日 とある土曜

    「古着」を売るのではない、文化を「翻訳」する——。23歳の店主が80年代DCブランドに見出す、モノの運命を変える「独自のまなざし」
  • 銀座に具現化した「余白」のデザイン──Ginza Sony Park Project・永野大輔 ×人類学者・中村寛

    審査プロセスをとおして 社会におけるこれからのデザインを描く、 グッドデザイン賞の取り組み「フォーカス・イシュー」 フォーカス・イシュー・リサーチャーを務める人類学者の中村寛が、提言の内容を考案するにあたって、大きな示唆を与えてくれたのが、グッドデザイン金賞を受賞した「Ginza Sony Park Project (銀座ソニーパークプロジェクト)」だ。 銀座で長く親しまれてきたソニービルを取り壊し、フラットな公園として開いた「Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)」(2019年度グッドデザイン金賞受賞)を経て、地区計画で規定される高さの半分にも満たない新たな建造物をつくりあげた。その自覚的な「余白」が生み出したのは、銀座の街で培われてきた「粋」の美学と、街を彩る「リズム」だったという。 そのプロセスと現在地を、プロジェクトを主導してきたソニー企業株式会社 代表取締役社長の永野

    銀座に具現化した「余白」のデザイン──Ginza Sony Park Project・永野大輔 ×人類学者・中村寛
  • 『無機的な恋人たち』が描く、かけがえなきパーソナリティ、あるいはこれからの愛のカタチ。濱野ちひろ氏インタビュー。|Less is More. by Infomart Corporation

    『無機的な恋人たち』が描く、かけがえなきパーソナリティ、あるいはこれからの愛のカタチ。濱野ちひろ氏インタビュー。 動物をパートナーとする動物性愛者たちの生を、自らの記憶と交差させながら描き出した傑作ノンフィクション『聖なるズー』。著者・濱野ちひろ氏の最新作『無機的な恋人たち』が向き合うのは、ドールやロボット、そしてAIといった「命なきもの」を愛する人々。奇しくも執筆中に生成AIが爆発的に普及し、AIキャラクターとの恋愛AIをめぐる悲劇が現実のものとなった今、書はかつてない切実さを描き出したように思う。これからの時代における愛について濱野氏にお聞きした。 濱野ちひろ:ノンフィクションライター。1977年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、雑誌等への寄稿を始める。2019年、動物性愛をテーマにした『聖なるズー』で第17回開高健ノンフィクション賞を受賞。2024年、京都大学大学院人間・

    『無機的な恋人たち』が描く、かけがえなきパーソナリティ、あるいはこれからの愛のカタチ。濱野ちひろ氏インタビュー。|Less is More. by Infomart Corporation
  • デザインの前提を、もう一度問い直すために ── TakramとCircular Design 01|Takram

    “広義”の名の下に、デザインが「課題解決」という来的な役割を取り戻すなかで、デザイナーに求められるマインドセットとはいかなるものか ──。Circular Design Week 2025への参加をきっかけに、思いを同じくするTakramメンバーで、いま改めてデザインの前提を問い直すシリーズ「TakramとCircular Design」をスタート。01では、ビジネスデザイナー菅野恵美によるFrom Our Editorsをお届けします。 Text by Megumi Kanno Edit by Takafumi YanoはじめにTakramは、サーキュラーデザインを「資源循環の仕組み」ではなく、近代的な単元的世界観を超えるための問いとして捉えています。 AI時代において短期的成果が容易になるいま、わたしたちが長期的価値との緊張関係をどう設計できるのかを考えます。これは、新しい手法の提案

    デザインの前提を、もう一度問い直すために ── TakramとCircular Design 01|Takram
  • 独自の信念のもとに豊かな空間を紡ぎ出す 小泉 創のデザインを紐解く | AXIS Web | デザインの視点で、人間の可能性や創造性を伝えるメディア

    「So Koizumi solo exihibition」MATOYA(2025)。新作家具コレクション「As」の展示風景。Photo by SO KOIZUMI DESIGN 小泉 創は、空間デザインを軸に活動するデザイナー。2024年末に日で開催された初個展を目にして以来、筆者は彼の動向を追ってきた。独自の信念に基づいて紡ぎ出される空間の豊かさに、大きな魅力を感じているからだ。2025年11月には、愛知県岡崎市のギャラリーMATOYAでの個展で新作「As」を発表し、それを今年4月のアルコヴァ・ミラノでも展示する。これまでのプロジェクトを振り返りながら、デザインへの向き合い方について聞いた。 「SEVEN」(2022)。テンセグリティ構造を取り入れた風鈴。コンセプトを形に落とし込むまでに約2年の歳月を要した。その後、富山のマッチングコンペに参加して、佐野政製作所と共創して製作した。Fi

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