いくつかの全く関係なさそうに見える事象の一つ一つが、実は大きな流れを形成する一つ一つの「支流」だったということは、後になってわかるということは時折あります。 現在、後から見返したときに「あの時大きな流れが出来始めてたんだね」と思い返すことになりそうな物事が起こりつつあると思ってます。その一つの表れが、サークルやサロンという形態で可視化されつつある、「コミュニティの模索」ではないかと。今日はそのことについてお話ししようかなと。先に結論を書いておきますね。 プロセスエコノミーという形で現れている「制作過程」や「物語」共有への指向は、2010年代に進んだあらゆるもののコモディティ化への抵抗の試みの第一歩であり、その一つの具体的手段が「オンラインコミュニティ」である。これが今日の結論です。ではなぜそういう話になるのか、以下から具体的に話していきたいと思います。 (1)全領域的コモディティ化と、プロ