木村:いつもどおり開店できない状況になって、あらためて「店舗の機能」について考える機会になっていますね。これまでの認識だと店舗の機能って、「実物が触れる」とか「ブランドの世界観が表現できる」だと思うんですよ。でも、その解像度で思考を止めてしまうと、お客様の目線に立てないと考えていて。 ──より解像度を高めるとすると、どういうことが考えられるのでしょうか? 木村:実際に店舗に足を運んでくださるお客様は、その時点ですでにウインドウショッピングは終わっているんですよね。訪れる前に商品のことを調べているだろうし、下手したら働き始めたばかりのアルバイトよりも商品のことを知っている可能性もあります。インターネットで情報を調べられ、ECが用意されていれば購入もできる今の時代に、何の目的もなく店に入って、なんとなく商品を買う機会は少なくなっていると思うんです。 木村:ではお客様は店舗にどんなことを期待して
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