今年最後のCOMEMOです。ここでは、ぼくがデザインについて今、探求していることを書いておきます。ぼく自身のデザインに対する「心変わり」の模様です。 今世紀に入りデザインの対象領域が一気に広がりました。この数年、ぼく自身もストックホルム経済大でリーダーシップ、ハーバードビジネススクールでデザインを教えるロベルト・ベルガンティの唱える「意味のイノベーション」に関わってきました。 広義(あるいは大文字)のデザイン、つまりは物理的な形状をもたないデザインへの比重が増えています。今年の5月と10月の2回、ベルガンティとワークショップを東京で開催しましたが、これもテーマは「Leading by Meaning」です。意味を起点としたリーダーシップです。 この秋、ソーシャルイノベーションの第一人者・エツィオ・マンズィーニの『ここちよい近さがまちを変える/ケアとデジタルによる近接のデザイン』を『日々の政