気候変動や経済格差、パンデミックなど地球規模の複雑な課題を解決するための手法として2010年代初頭に生まれ、大きな注目を集めている「トランジションデザイン」。しかし誕生してから日が浅いこともあり、実践に関する情報は少なく、チャレンジに二の足を踏んでいる企業や個人は多いだろう。そんなトランジションデザインによる社会課題の解決に挑んでいるのが、富士通ゼネラルだ。 現在の「防災のあたりまえ」は適切か 富士通ゼネラルは防災の「あたりまえ」を変容させ、社会にインパクトを与える事業プランを導き出すアプローチとして、トランジションデザインのアプローチを活用。クリエイティブカンパニーであるロフトワークと共に、プロジェクトを進めてきた。 2024年1月19日に開催された「防災の『あたりまえ』をトランジションするためには?富士通ゼネラルと一緒に、新しい防災事業の共創関係を構想する」では、プロジェクトメンバーか