サステナビリティが大切だというのはわかる。地球がこのままでは駄目だってことも。でも、“いま”を生きるぼくたちは、何を指針として、“いま”ここで行動すべきなのか? そのための思考のツール集が、デザインファームTakramと、株式会社日立製作所(以下、日立)がつくりあげたウェブサイト「Transitions to sustainable futures サステナブルな未来へのトランジション」だ。ここでは、サイトのローンチを記念して行われた公開オンライントークを記事化する。 登壇者は気候活動家・モデルの小野りりあん、日立所属の文化人類学者である佐々木剛二、そしてホストのTakram Londonディレクター牛込陽介、モデレーターはBound Baw編集長の塚田有那が務めた。トークの内容からは、地球の未来のため、そして自分のための、新しい行動指針が見えてきた。 塚田:今回のプロジェクトではTakr