北欧ノルウェーと言えば「ノーベル平和賞」の国であり、政府は和平交渉の仲介役を担うこともある。この国で育つ子どもは、特別な平和教育を受けたり、問題解決の責任感が高かったりするのだろうか? 小学生が受賞者のために企画・実行するパーティー ノーベル平和賞の受賞式当日、12月10日。ノーベル平和センターではノルウェーの「セーブ・ザ・チルドレン」の子どもたちが主催する、受賞者のための「子どもパーティー」が開催されていた。 毎年恒例のイベントで、子どもたちがイベントの企画から実行を全て行う。大人は必要な時に助けるのみだ。 手前左から司会者の子ども、ベラルーシの人権活動家の妻、ウクライナの「市民自由センター」代表、ロシアの「メモリアル」代表、ノルウェーの皇太子夫妻 筆者撮影 戦場の同世代の子どもがどのような生活をして、どのような気持ちでいるのか? 12人の小学生による実行委員会が、ウクライナの子どもに事