コロナ禍の昨年10月から始まった「KYOTO STEAMー世界文化交流祭ー(以下、KYOTO STEAM)」内で開催されている「ほんとのはなしー自分の環世界を見つめようー(以下、ほんとのはなし)」は、対話型オンライン読書会という形で、毎月さまざまなゲストを呼びながら、いままでの読書会とも対談とも異なるかたちで開催している。TISSUE Inc. 代表、編集者であり境界文化研究者でもある安東嵩史氏が聞き役となり、「ほんとのはなし」の経緯や思いについて、企画の制作から運営に関わるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社CCCアートラボ プランナー、KYOTO STEAMディレクターの磯谷香代子氏と、ファシリテーターも務めている選書家でbook pick orchestra代表の川上洋平氏に話を聞いた。 コロナウイルス感染症の拡大がはじまって以来、リアルな場で人と集まることが難しい状況が長く続