Photos by Toyama Takuroh 設立から3年目を迎えるデザインアワード、グッドデザイン・ニューホープ賞。デザインをとおして世の中を捉え、想いをかたちにした昨年度の受賞者たちへのインタビューから、アイデアの着想や制作プロセス、アワードへの向き合い方を紐解く。全2回。 領域を超えた自由なデザインアワード グッドデザイン・ニューホープ賞 2022年度に新設されたグッドデザイン・ニューホープ賞(以下、ニューホープ賞)は、日本国内の大学・専門学校に在学中の学生や新卒者といった新しい世代の活動を支援するデザインアワード。同賞そしてグッドデザイン賞の審査委員長を務める齋藤精一は、社会実装に伴う制約や既成概念に捉われない、学生ならではの自由な発想と熱意から生まれるデザインを後推しし世の中につなげていくことを、賞新設の目的としている。 2023年度においても「物のデザイン」「場のデザイン」