今や日本人の80%以上が利用しているとも言われるSNS。特に若年層にとってはもはや生活の一部となっている。恋人へのノロケ話や、バイト先についての愚痴、社会問題への意見……。リアルの人間関係を円滑にしたり、自分の心のバランスをとったりするために必要不可欠、という人もいるだろう。 しかし人々がSNSに慣れすぎてしまった弊害も出ている。今年1月には回転寿司店での迷惑行為が社会問題化するなど、SNSへの投稿のリスクが増大しているのだ。 そんな“1億総SNS時代”の就職活動において、企業側が採用候補者の素顔を知るために活用し始めているのもまたSNSだ。特に注目されているのはいわゆる“裏アカ”。本名を明かしている“本アカ”とは違い、裏アカでは名前や属性を隠し、親しい友人たちにだけ公開するなどクローズドな使い方をされることが多い。