特集 「さん付け」呼称の変化から見る日本社会の移り変わりとは〜〜〜昭和の「上下関係」型から令和の「円環」型へ あけましておめでとうございます。2023年の幕開けとなりました。今年もよろしくお願いいたします。 さて昨年末のサッカー・ワールドカップ解説で、本田圭佑さんが現役選手を「さん」付けで呼んでいたことが話題になりました。「体育会系」という言葉もあるように、スポーツといえば上下関係に厳しい世界というイメージが昔からあったのですが、もうそういう時代ではないことを本田さんの姿勢は如実に示しています。 これはスポーツの世界のみならず、日本社会全体に広がっている姿勢なのでしょう。 フリーアナウンサーの宮本ゆみ子さんが書かれたこの記事が、実に正鵠を射た分析をしていました。本田さんは若い選手を「さん」付けした一方で、一部の選手についてはニックネームで呼んでいたことについて。 「年令に関係なく、親交のあ