本連載では、電通の新たな消費者研究プロジェクト「DENTSU DESIRE DESIGN(電通デザイアデザイン:以下DDD)」メンバーが、「欲望」を起点とした消費者インサイトやアプローチ方法などについて紹介していきます。 前編では、日本人のイメージとされてきた「時間に正確」「勤勉」「仕事が丁寧」「礼儀正しい」「親切」などを覆すような出来事が増えてきた状況。そこから生活者の“タガが外れた”のではないかと考察するにいたった概要と、「“底上げされたリアル”で、タガが外れる」「“行き場を失ったやる気”で、タガが外れる」の2つの具体例についてお伝えしました。 後編となる今回は、さらに2つの例に加え、タガが外れはじめた日本がこの先どうなっていくのか、DDDの調査と併せて考察します。 <目次> ▼「正義の名」の下に、タガが外れる ▼“勝てないゲーム”に、タガが外れる ▼もはや日本人の半分以上は、タガが外