「自分らしくあればいい」「皆違って、皆いい」とは言うけれど、「自分らしさ」とは何だろう。その一方で、SNSを覗いてみれば、誰かがある日、突然人気者になって、多くの人たちに影響を与えている。やはり、自分も何者かにならなければいけないのか。 そんな予測不可能な時代のなか、ブランドスローガン、「幸せの、チカラに。」を掲げるパナソニックグループは、若い世代へ向けたコミュニケーションの一環として、オリジナル楽曲『ロードスター』を発表した。 幅広い世代にブランドコミュニケーションを行なう辻愛沙子は、パナソニックのこの試みにどのような「変化」を読み取ったのだろうか。同企画の発起人でもあるパナソニックの田中麻理恵と、変わりゆく世代の「意識」と時代の「変化」について、率直に語り合ってもらった。若者たちの「幸せ」は、どこにある? 白熱した議論は企業ブランディングから若者文化にまで及んだ。 パナソニック『ロード