京都市は6日、新型インフルエンザに感染した山科区在住の男性(74)が死亡したと発表した。国内の新型インフルエンザ感染者の死亡は疑い例も含め100人となった。 厚生労働省は「感染者の年齢層が広がりを見せており警戒が必要。手洗いの徹底などを心掛けてほしい」と呼び掛けている。 京都市によると、男性は悪性リンパ腫や糖尿病の基礎疾患があり、4日に38度台の熱が出て市内の病院を受診。タミフル投与を受けて帰宅したが、5日午前に倒れ、搬送先の病院で午後5時前に死亡が確認された。死因は悪性リンパ腫による急性呼吸循環不全で、6日の遺伝子検査(PCR)で新型インフルエンザ感染が確認された。 国立感染症研究所の推計では、11月29日までの累計患者数は約1264万人。既に国民の10人に1人が感染した計算になる。 【関連ニュース】 ・ 【特集】新型インフルエンザ ・ 〔写真特集〕新型インフルエンザ ・