出羽守とは本来出羽国の国司を表す役職であるが[4]、国名の「出羽(でわ)」と、「海外では」のような連語の「では」を掛けて、主に揶揄を込めて使われる[2]。また、「守」という字から、「偉そうに上から物を言う」というニュアンスも込められている[4]。 ネットニュース編集者の中川淳一郎によると、欧米の人権意識の高さや崇高な行動を称賛する人々のことであるとし、称賛の対象とする国は北欧諸国を筆頭に、イギリス、フランス、ドイツなどの西欧諸国や、アメリカ人の中でも特に民主党を支持する人、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド等を挙げている[6]。一方で、東南アジア、中東、中南米、アフリカの国は対象外となりやすい[7]。 東京都立大学の教授である河野有理は、出羽守が比較対象とする「海外」の一例として大学を挙げ、大学がそもそも浮世離れしており、また彼らと付き合う人物はその社会の中で異文化に理解があり、多様