日本の破壊消火で使われた鳶口に相当するヨーロッパで使用されたSturmhaken(ドイツ語版)。画像はイスタンブール、テオトコス・パンマカリストス教会(英語版)に展示されている鉤付きの棒 破壊消火(はかいしょうか)とは、火災の折、現場の周囲の建物や構造物などを破壊して取り払うことで延焼を防ぎ、消火につなげる方法。破壊消防、除去消火法とも言われる。 概要[編集] 日本の江戸時代の火消しの消火活動のように、可燃性の建物や構造物を破壊して取り払い、燃える物をなくすことで延焼を防ぎ、最終的に消火する。 江戸時代以前のように、消防用設備や水道、消防網などが十分に発達していない時代では、水だけで火を消すことが不可能な場合が多かった。このため、火災が発生した折は延焼を防ぐために火の近くや風下のまだ火が及んでいない建物などを壊して取り払い、火元との間に十分な空間を作ることで延焼を防ぐ方法を取っていた。特に