夢野久作の『ドグラ・マグラ』は、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』、中井英夫の『虚無への供物』とならんで、日本三大奇書の1つとされています。なんでも、「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」のだとか。そういうこといわれるとワクワクしちゃいますよね。 自分が初めてこの小説を手にとったのは20歳の誕生日で、「私の20代が輝かしく呪われたものになりますように」という願いをこめて読んだのだけど、その割にはけっこう内容を忘れているな、と今回7年ぶりに再読して思いました。おそらく、途中の作中作のパートで力尽きて、後半は流し読みしてしまったのでしょう。 20歳のときは表紙におびえながら紙の本を買って読んだのだけれど、今回はKindleで読みました。無料でダウンロードできます。 ドグラ・マグラ 作者: 夢野久作発売日: 2012/10/01メディア: Kindle版 クリック: 2回この商品を含む
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