関西空港で働く従業員の麻疹(はしか)集団感染に絡み、大阪府は4日、新たに救急隊員と医師、従業員の計3人の感染を確認し、34人になったと発表した。また関空との因果関係は不明だが、府内の30代男性が8月27日に発症し、その後に同府泉佐野市の大型商業施設へ出かけていたことが判明。他の利用者にも症状があれば、医療機関を受診するよう呼びかけている。 府によると、8月9日に発症した関空従業員と接触した40代男性救急隊員と40代男性医師はそれぞれ同28日と29日に発症。20代女性従業員は同28日に発症した。いずれも今月1~3日に検査結果が判明した。 また、8月27日に発症した府内の30代男性が翌28日に泉佐野市の「りんくうプレミアム・アウトレット」と周辺施設を利用していたことも新たにわかった。府は今月7日に保健所を設ける近畿地方の関係自治体による緊急対策連絡会を開き、対応を周知する方針。