By Leo Reynolds 人間と他の動物を決定的に分けるのは、高度に発達した人間の脳がもたらす高い知性です。ある研究チームではそんな人間の脳細胞をマウスに移植して定着させ、「半人間脳」状態のマウスを作り出すことに成功しました。 The smart mouse with the half-human brain - health - 01 December 2014 - New Scientist http://www.newscientist.com/article/dn26639-the-smart-mouse-with-the-halfhuman-brain.html この実験を行ったのは、アメリカ・ロチェスター大学メディカル・センターのSteven A. Goldman博士の研究チーム。博士は臓器提供を受けた人間の胎児から取り出した未成熟のグリア細胞を子どものマウスの脳細胞に移
福島県飯舘村で、同県伊達市の薬剤師、貝津好孝さん(58)が発見したキノコ「冬虫夏草(とうちゅうかそう)」が、新種だったことが明らかになった。 論文がドイツの菌学専門誌に掲載され、正式に新種と認められた。ほかの冬虫夏草が寄生したものに後から寄生する“乗っ取り型”で、国内では珍しい。近年、冬虫夏草は健康食品の原料として注目され、貝津さんは「効能があれば商品化し、売り上げを寄付して復興に役立てたい」と意気込む。 新種と認められたのは、2006年に飯舘村で見つけた個体。貝津さんは愛好者らでつくる「日本冬虫夏草の会」の副会長を務め、1986年にも同村で新種を発見し、「コブガタアリタケ」と命名された実績を持つ。今回の新種は、いったんアリに寄生したコブガタアリタケに、さらに後から寄生して、丸ごと自身の冬虫夏草に変えてしまう。冬虫夏草が別種の冬虫夏草に寄生する乗っ取り型だ。 千葉大学真菌医学研究センターの
錆びることなく永遠の光を放つ鉱物・金(ゴールド)。人類は金に魅了され、ヨーロッパでは金を生み出そうと本気で研究されたこともあった。結局、金を生成することはできなかったが、この錬金術が今日の科学の根底にあるとも言われている。 そして科学が発展した現在。ついに金を生み出す方法が見つかったそうだ! なんとある細菌が純金のウンコを出すことがわかったのである。 金のウンコを出す細菌について発表したのはアメリカのミシガン州立大学の研究チームだ。微生物学専門のKazem Kashefi教授と電子工学が専門のAdam Brown助教授がこの細菌を発見したという。細菌が出すウンコは24K。つまり純金である。 細菌の名前はCupriavidus metallidurans。この細菌は自然界に存在する毒物「塩化金」を消化し純金を排泄することがわかった。細菌の存在は知られていたが、毒劇物に対する抵抗力がここまで強
前の記事 無着陸で30日――米軍無人偵察機の滞空目標 蓮の水滴の謎:「超撥水性」に振動が果たす役割 次の記事 ゴキブリは排尿しない:その優れた代謝系が明らかに 2009年10月29日 Brandon Keim Image credit: Flickr/Sarah Camp 敵意に満ちた環境を生きのびるために、ゴキブリは自らに巣食う菌さえも利用する。1億4000年の昔からゴキブリの体内に住みついている細菌、Blattabacterium(ブラッタバクテリウム)のことだ。 Blattabacteriumのゲノムを解析した結果、この細菌はゴキブリの体の老廃物を、ゴキブリが生きていくのに必要な分子に変換していることが明らかになった。いわばゴキブリは身をもって、リサイクルの力を証明しているわけだ。細菌たちのおかげで、ゴキブリは排尿する必要さえないという。 「Blattabacteriumは、すべての
前の記事 ほとんど本物、進化した『iPhone』コピー商品(動画) 音で見る:「イルカ等の反響定位」は人も可能(動画) 2009年7月 2日 Hadley Leggett Flickr/ladybugbkt ほんの数週間トレーニングを受けるだけで、あなたもイルカやコウモリと同じように、音を使った「反響定位」(エコーロケーション)によって、暗闇でものが「見える」ようになるかもしれない。 視覚障害者が独学によって反響定位を習得した例が、過去数年間だけでも少なくとも2件報道されている。[以下は、3歳のときにガンで両眼を失ったBen Underwoodくんの動画。舌打ちによる反響定位スキルを自力で習得し、スケートボードやゲームなどを容易にこなしている。Wikipediaには、同様の例が複数紹介されている。なお、Underwoodくんはガンの再発により2009年1月に16歳で亡くなった] シンシナテ
前の記事 「飛ぶ種」の動力学:飛行機やヘリを上回る効率(動画) 文化はDNAに組み込まれている?「隔離された鳥の歌」実験 2009年6月16日 Lizzie Buchen Image: Flickr/NeilsPhotography キンカチョウ(英名はZebra Finch)は、通常はその複雑な求愛の歌を父親から習う。しかし独力でも、わずか数世代を経るだけで、自発的に発展させて同じ歌を歌うようになることがわかった。 オスのキンカチョウは通常、その複雑な求愛の歌(MP3)を、父親や親戚のオスから習う。歌の手本となる者が周囲にいない場合は、従来の歌からかけ離れた、メスのキンカチョウにとって耳障りな歌になる(MP3)。そうなると、どの鳥たちも父親や親戚のオスから習わなければならないことになるが、いちばん最初の歌はどこから生まれたのだろうか。これは、古典的な「卵が先か鶏が先か」という問題だ。 ニ
左が脳細胞を撮影したもの、右が宇宙の構造を解析したものを図示したもの。 似すぎている...偶然の一致でしょうか、それとも... [Tumblr] (いちる)
コンビニで『ベビースターラーメン丸 焼肉味』というのが売っていたので買ってきました。まあ描かれているベイちゃん(ベビースターキャラの名前らしい)と日本食研のバンコのコラボが妙に気になったからなのですが。ちなみに味は「焙煎にんにく」を使用しているらしいのでにんにく味で匂いもかなりします。にんにく好きならいいのですが、外で食うのはよしたほうがよさそう。 ちなみにいろいろ動画が見たい場合、日本食研オフィシャルにいろいろあるようです。 ■日本食研 | CMアーカイブ さて、今日はベビースターでもバンコでも焙煎にんにくの話題でもなく、「焼肉のたれ」で思い出したある科学的にすごい出来事から。 2006年、日本の山奥で遭難した人が20日経ってから救助されたというニュースがありました。ワイドショーなどでわりとやっていたので、覚えている方も多いかもしれません。これは最初の報道では、持っていた焼肉のタレで生き
さて、メキシコ発の豚インフルエンザのパンデミック警戒フェイズが、4(人から人への感染が確認される)からフェイズ5(広い地域で人から人への感染)に引き上げられた。 残るフェーズは、「現実に世界的に大流行している」という、フェーズ6しかない。フェーズ6は、いわば世界戦争が始まった状態だ。 緊急提言 「新型インフルエンザ」感染地域が急速に拡大中 日本も水際阻止ができるかどうかの瀬戸際で、感染の疑いがある高校生に詳細な検査*1が行われるなど殺気立っている(ちょうどコレを書いているときに報道されてる) 国内で初めて、新型の豚インフルエンザの疑いがある患者が見つかったと発表した。 朝日新聞デジタル:どんなコンテンツをお探しですか? 豚インフルエンザについて BBC News の投書欄が怖すぎる件について - elm200 のノマドで行こう! 日本を新型インフル渦に陥れる毎日新聞の無責任体制 - ken
女王の命は永遠? 日本に多いシロアリ「ヤマトシロアリ」の女王は、自分の死後の後継者となる新女王を、王と交配しない単為発生で産むことを岡山大の松浦健二准教授(昆虫生態学)らが発見した。新女王はこれまで、王と女王の娘と考えられてきたが、実は自分自身の“分身”で、女王の座を守り続けていた。17日から盛岡市などで始まる日本生態学会で発表する。 シロアリは最初に1匹ずつの王と女王が巣を作り、働きアリや兵アリ、生殖能力を持つ羽アリなどを産む。 松浦准教授らが、ヤマトシロアリの生態や遺伝子を詳しく調べたところ、女王は通常、王と交配して産卵するが、うち2~5%は単為発生で産み、それが新女王になることがわかった。 巣が大きくなると、働きアリなどを増やす必要が出てくるが、女王だけでは産卵数が不足しがちになると新女王たちが王と交配し、家族を増やす。20~30年生きる王に比べて女王の寿命は5~10年と短いが、分身
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く