2020年5月8日のブックマーク (1件)

  • 「あなた」はもはや日本語ではない

    来、日語では「あなた」と呼びかけていいのは、対等か目下の相手に限る。部下は部長に対して「あなたはどうされますか?」ではなく、「部長はどうされますか?」と言うのが普通だ。だが最近は、外国語の影響で大きく変化している> 「親愛なる、エテリ・トゥトベリーゼ。誕生日おめでとう。私にとってあなたはベストのコーチであり、世界におけるメンターでもあります。あなたは美しさ、女性らしさを備え、(......)私の成長を促進してくれます」(ヤフーニュース 2019年2月25日) ロシアのフィギュアスケート選手アリーナ・ザギトワの発言を読んで(むろん翻訳だが)、ああ、やっぱりと思った。こういう「あなた」は翻訳記事に多いのだが、それだけではない。 近頃よく送られてくるダイレクトメールにも「あなたへのおすすめ」「あなたが最初です!」なる表現をしばしば目にする。なぜ見ず知らずの相手に「あなた」と言われなければな

    「あなた」はもはや日本語ではない
    va1nchamber
    va1nchamber 2020/05/08
    御前も貴様も貴方も本来は字面の通り「直接名前を呼ぶのが憚られるほど高貴な相手」を婉曲的に指す言葉だったはず。時代をくだるとなぜかどれもこれも言葉の価値がデフレしていく