維新の党から、橋下徹大阪市長が結成する新党に合流する国会議員と地方議員らは24日、大阪市内で維新の党の「臨時党大会」を開き、党の解散を決議した。ただ松野頼久代表は大会開催を承認しておらず、「無効」と反発。総務省も解散の届け出には「事前協議が必要」との考えを示す。執行部、新党側とも「本家」争いでは法的手段を取ることも辞さない構えで、混乱は長びく可能性がある。 新党側によると、党大会の議決権を持つ国会議員や地方議員ら特別党員は430人。うち過半数となる231人の出席(委任状提出も合わせると287人)が確認され、冒頭で大会成立が宣言された。離党した橋下氏と松井一郎大阪府知事は、施設内で待機した。 執行部は15日までに新党側の165人を除籍処分としたが、うち164人は、松野代表の任期が9月末で切れていると主張。処分の権限はないとして、不服申し立てをしている。 大会では、代表と執行役員会の「不存在」