「もはや『安倍政権と戦う』のは第一目的ではありません。立憲民主党の旗をクリアに、高く掲げて、いかに支持を集めるのかというのが問われているのだと思います」と語る枝野幸男代表 国民がいまだ野党に不信感を抱いていたり無関心なのは、民主党政権時代の失敗が尾を引いているからだ。そしてそれが"安倍一強"をつくった一因でもある。 かつて民主党に所属し、今は新しい野党の代表を務めるふたりの政治家は、この問題にどう向き合うのか? 国民民主党の玉木雄一郎代表に続き、今回は立憲民主党代表の枝野幸男氏に聞く。 来夏の参院選に向けて、玉木代表は「野党共同の選対本部をつくろう」と立憲民主党にラブコールを送っているが、枝野代表はけんもほろろ。 自公政権が衆参共に3分の2の議席を握るなかで、なぜ野党共闘に難色を示しているのか? 野党がバラバラのままでは、安倍一強を打破することはできないのではないか? 枝野代表に聞いた。