気仙沼大島から、米海軍強襲揚陸艦「エセックス」の艦内ドックに戻ったLCU(汎用上陸艇)=27日午後、三陸沖(古厩正樹撮影) 東日本大震災の被災地の沖合から米海軍第7艦隊による救援活動「オペレーション・トモダチ(トモダチ作戦)」は27日も続いた。ドック型揚陸艦「トーテュガ」から、三陸沖に展開する強襲揚陸艦「エセックス」へ移動、作戦の前線基地に密着した。「作戦は日米友情の証し」と語る隊員たち。海面には津波で流されたとみられる家屋の残骸が無数に浮かぶが、隊員たちは「日本は逆境を乗り越える強さがあると信じている」と断言した。 26日夕、三沢基地(青森県三沢市)から飛び立った掃海用大型ヘリCH-53Dは、太平洋上を15分ほど進み、眼下の船影に向け一気に降下。海面が近づくと、機体が大きく揺れた。八戸沖に展開するトーテュガに着艦した瞬間だった。 「日本のために少しでも何かできるのがうれしい」と艦長