サイボウズがPaaS「kintone」に続き「Cybozu SP Apps 2010」を発表している。このところ次々と新製品や新サービスを発表して賑やかで盛り上がっているようだが、果たしてこの戦線を大拡大する戦略をこのまま続けていて大丈夫なのかとも勝手に心配になる。 というのも、サイボウズは従業員200人ちょっとの会社だが、既に製品ラインが10を超えている。いや製品やソリューションが多いのは別に悪いことではない。お客さんの多様なニーズに応えるという意味では良いことだ。パッケージを売る代理店としても、次から次へと新しい製品を提案できて困らないし、場合によっては他の製品を入れている既存ユーザを別の代理店が別製品で置換えるという形式での市場の掘り起こしもできる。 ただ心配なのは、戦線を拡大しすぎると場合に寄っては既存の顧客の声が届かなくなったり、古い製品のサポートがおろそかになったりする可能性が