この記事には重大なネタバレを含んでいます。 『天気の子』を見た。世界最速上映で鑑賞し、その後も数度劇場に足を運んだ。 率直に言うとこれは非常に難解な作品だと感じた。 新海監督に追いつこうとおもったが追いつけなかった。遥か彼方、空の向こうに行ってしまったのだ。 新海監督のファンを10年以上続けているが、これほど難解な作品は初めてだ。 スポンサードリンク ”難解”というのは物語が複雑ななわけではない。 物語構造は『君の名は。』とほぼ変わらない。いたってシンプルな話だ。 雨を晴れにできる少女陽菜が力を使いすぎ、空へと旅立つ。少年帆高が少女を取り戻して終わる。 たったこれだけの話だ。君の名は。以上に単純な物語だと思う。 問題なのはラストだ。このラストが厄介なのだ。 陽菜は晴れに出来る力で数十年に一度の異常気象から関東の街を救う。しかし、代償として人柱となり空の世界へと旅立ってしまう。 帆高は陽菜を