今回は開発プロセスについて解説します ユースケースから始まった当連載も最後が近づいてきました。UML 2.0が2004年中にリリースになるという話だったことから、その点についても交えながら半年間連載を続けてきましたが、結局連載中に最終承認されることはありませんでした(2005年2月現在)。その間、半年前と比較してもUMLに対する関心や認知度、普及度は落ち着くどころかさらに加速しているように感じます。UML 2.0の正式なリリースが待たれるところです。 今回から2回にわたり、ちょっと趣を変えてソフトウェア開発全般にかかわる開発プロセスの話をします。 開発プロセスの現状 UMLは“L”の“Language”が示すようにあくまでもノーテイションであり、開発プロセスに依存しない表記法であることはもういろいろなところで何度も触れたので、ここで繰り返すまでもないでしょう。UMLを覚えたからといってすぐ