経済 経済成長しても実質賃金が下がるのは何故か? 最近20年間の日本の実質経済成長率は平均年0.9%である。 これは確かに低成長ではあるが、着実に成長しているし、名目経済成長率は、ほぼ0%ではあるが、それでも大きく経済規模を縮小したわけではない。 しかし、下のグラフを見れば分かるように、この間、日本人の賃金は明らかに下落している。 (「GDPと給与総額との関係」から転載) これは何故だろうか? 日米の比較 成長にも関わらず、賃金が低下する現象は、実は日本だけではない。 下のグラフは、アメリカの賃金総額の対GDP比率のグラフである: Wage Base (defined as the sum of “Wage and Salary Disbursements” plus “Employer Contributions for Social Insurance” plus “