「初心者ならまず棒銀!」 なんていうのは使い古された言葉で、 とりあえず棒銀を覚えるのが将棋の通過儀礼みたいになっている節はあります。 棒銀は確かに、歩と銀と飛車を絡めた基本的な攻めが学べます。 が、しかし! 棒銀は逆にその3つの駒だけで完結してしまっていて、 大概棒銀では桂馬が死に駒になります。角も場合によっては使いません。 で、 攻めの基本というのは、 飛車、角、銀、桂馬 あれ?本当に基本か? そうです。 棒銀は将棋の基本かというと、 「あれ?若干だけど違うくない?」 ってなる戦法なのです。 じゃあなぜ棒銀が最初にオススメなのか? 1. 速い! 例えばですがこういう局面 こうなればほぼ先手優勢な訳で、棒銀の基本的な狙いなわけですが、 ここまでくるのに先手は何手を使ったか? なんと6手です。 この状態は実質6手で対局が終わってしまったといってもいいぐらいです。 これは、簡単に組めて固い!