自民党前衆院議員の猪口邦子元少子化担当相は17日午後、党本部で記者会見し、衆院選比例代表東京ブロックで、党執行部から当選が困難視される24位を言い渡されたため、不出馬を決意したことを明らかにした。その上で「なんとしても2期目の代議士として仕事を続けたいとの気持ちは、決断を下した方がご存じだ」と述べ、執行部の判断に無念さをにじませた。 猪口氏によると、16日に細田博之幹事長が名簿順位を通告。猪口氏が2005年の郵政選挙初当選組の「生みの親」である小泉純一郎元首相に電話で報告したところ、小泉氏から「(執行部は)わたしの言うことも聞いてくれないので残念だ。しかし、人生いろいろ、総裁もいろいろだから仕方がない」と慰められたという。 【関連ニュース】 ・ 〔特集〕第45回衆議院議員選挙 ・ 【総選挙特集】立候補予定者情報 ・ 閣僚・元首相参拝、論評抜き報道=靖国代替施設に関心 ・ 小泉