進撃の国産EMS、沖電気が描く日本型モノづくりの逆襲:モノづくり最前線レポート(37)(3/3 ページ) 何でも海外生産という発想は安易過ぎる 清水氏は「こういう工夫を行い作業効率を革新的に高めることができれば、人件費が数倍という状況であっても十分日本でコスト競争力を発揮していける。こういう工夫を行わずに中国やASEANと同じ工程で、生産していれば海外移管しかないという発想になる。地産地消という戦略があるのであれば別だが、人件費だけを考えて安いところを探し求める発想はあまりにも安易過ぎる」と指摘する。 さらに清水氏は「日本人はあまり気付いていないが、日本の生産現場は“知恵”を生かした改善を自ら生み出すことができる。これは世界でも特殊な例だ」と、日本でモノづくりを行う価値を強調する。 「私は米国や中国の生産にも携わったが、米国も中国もホワイトカラーとブルーカラーの業務は明確に区別されている。
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