USBがPCの外部機器用インターフェイスのデファクトスタンダードになってから、かなりの年数が経った。何でもUSBで接続できるため非常に便利ないっぽう、USB規格は相当複雑になってしまったことを知っているだろうか。今回は20Gbps(USB 3.2 Gen 2 x2)の速度を自作PCで利用することに焦点を当てて解説する。 USBの最大速度はUSB4の40Gbpsだ。なぜ今回20Gbpsを取り上げるかというと、ここにわかりにくい要素が集約しているからだ。実際、USB4の40GbpsはThunderbolt 3の技術がベースになっていることもあり、機器側の対応に加えてケーブルにも対応品を使うことが基本。反対に言えば、対応する環境を揃えればほぼ間違いなく40Gbpsで動作するということだ。それに対して20Gbpsはと言うと、20Gbpsの環境を揃えていても20Gbpsで動かない可能性がある。同時に