インテルもAMDも、最新世代のCPUは動作中の温度が高い。制限をかけずに動作させると簡単に上限の温度まで上がり、サーマルスロットリングが動作してしまう。自作PCのユーザーにとって、CPUの発熱との付き合い方は重要なテーマのひとつと言ってよいだろう。 冷却性能の高い水冷CPUクーラーを使うなどの対策で、温度を下げてCPU性能も引き出せればそれがベストだ。それでは、反対に「きちんと冷やせていない」とはどんな状態で、どんな影響があるのだろうか。今回はインテルの第13世代Coreシリーズと空冷のCPUクーラーを使い、冷却能力が足りないとどうなるのか、空冷CPUクーラーでの運用はできるのかを見ていく。 サーマルスロットリングは危険のサインではない CPUが安全に動作する温度の範囲はモデルによって異なり、一概に何度だから危険だと言うことはできない。またCPUには許容する最大温度が設定されており、その温