自民党の菅義偉元首相は6日、東京都内のすし店で、萩生田光一前政調会長、加藤勝信元官房長官、武田良太元総務相、小泉進次郎元環境相と会食した。岸田政権の内閣支持率が低迷を続ける中で、約3カ月後に迫った党総裁選への対応などについて協議したとみられる。 萩生田、加藤、武田の3氏は定期的に会食するなど連携しており、3氏の頭文字を取って「HKT」と呼ばれている。小泉氏を含め、いずれも菅政権で閣僚を務めており、菅氏と距離が近い。5氏は3月1日にも会食している。 今国会最大の山場の政治資金規正法改正案が6日に衆院を通過したことで、党内には一気に9月に予定される党総裁選ムードが広がっている。このタイミングでの5氏の会食に「何か始まったのでは」(党中堅)と総裁選に向けた「号砲」と捉える向きもある。 特に、菅氏(神奈川2区)の地盤である横浜では、4日にあった党横浜市連の定期大会で、市連の佐藤茂会長が「総裁自ら身
英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズのロゴ=英ロンドン・ヒースロー空港で2018年2月23日、ロイター アジア系の乗客を嘲笑する動画をSNS(ネット交流サービス)に投稿したとして、英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が客室乗務員の女性2人を解雇した。英紙デーリー・メール(電子版)などが伝えた。 報道によると、1人は動画の中で、指で目尻を引っ張って目を細くし、アジア人の容姿を差別する「つり目」のポーズをとったうえ、機内で会った英語が苦手な中国人のアクセントをからかう発言をした。もう1人がその様子を撮影した。 動画は2022年9月、フライトの合間に2人がカリブ海で撮影した。今年3月に中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に投稿されると、「人種差別だ」と問題視する声が上がった。動画は100万回以上視聴され、現在は削除されているという。 解雇の理由について、BA広報担当
日本橋高島屋(東京都中央区)の催事場で盗まれた販売価格1040万円の純金製の茶わんは、都内の古物買い取り業者の間で転売されていた。古物商の業界では、金製品は溶かして金塊にして転売し、売却益を得るのが一般的という。茶わんは盗難の4日後に警視庁が見つけたが、捜査関係者は「早く見つけていなければ、溶かされていた可能性もあった」としている。 盗んだ直後に買い取り店へ、180万円で売却 窃盗容疑で逮捕されたのは江東区の無職、堀江大容疑者(32)。捜査関係者によると、リュックサックを背負った堀江容疑者が江東区の古物買い取り店を訪れたのは、11日午後1時半ごろ。持ち込んだ抹茶茶わんの底には、「純金」と刻印されていた。店員はマイナンバーカードで身元を確認。その場で売買が成立し、現金約180万円を支払ったという。 その約2時間前、堀江容疑者は高島屋で開催中の展示・販売会「大黄金展」の会場で、茶わんをリュック
元内閣官房参与で経済学者、嘉悦大教授の高橋洋一氏(68)が12日に自身のX(旧ツイッター)を更新。ドジャース・大谷翔平投手(29)の元専属通訳で違法賭博問題と多額の窃盗によって球団から解雇された水原一平容疑者(39)が刑事訴追されたことについて触れた。 スポーツ専門局「ESPN」は訴状の内容として、水原容疑者が2021年12月から今年1月まで、1日あたり平均25回、1回当たり10ドル(約1500円)から16万ドル(約2400万円)の範囲で賭けをしており、合計約1万9000回の賭けを行ったと報道。 当局が入手した資料として、水原容疑者の賭博記録には、この期間中の合計賞金は総額1億4225万6769ドル(約218億円)で、負けた金額は1億8293万5206ドル(約280億)で、損失額は4067万8436ドル(約62億円)にのぼるという。 この件について、高橋氏は「ここまで酷いとは。大谷さんが悪
横断歩道には特殊な点字ブロック「エスコートゾーン」も設置された=東京都足立区で2024年3月1日午後3時47分、後藤豪撮影 信号機のない横断歩道を渡ろうとする歩行者がいても、半数の車が一時停止しない――。危ない実態が、日本自動車連盟(JAF)の全国調査で明らかになった。一時停止率が23・2%と全国ワーストの県は? JAFは2016年から横断歩道の全国調査をしており、23年は8~9月に47都道府県の計94カ所で実施した。 片側1車線で信号機が設置されていない横断歩道で平日の午前10時~午後4時に、JAFの職員が実際に渡ろうとして、通りかかった車の反応を調べた。計7087台のうち、一時停止したのは3193台。全体の45・1%にとどまった。 横断歩道で歩行者や自転車が横断しようとしている時、車は手前で一時停止しなければならない。交通ルールを守っているかどうかは地域によって大きな違いがある。 都道
東京・明治神宮外苑のイベント会場で2016年11月、木製オブジェが燃えて男児(当時5歳)が死亡した火災で、過失致死傷罪に問われた日本工業大の元学生2人=いずれも当時未成年、現在は26歳=に対し、東京簡裁は5日、いずれも求刑通り罰金50万円の有罪判決を言い渡した。弁護側の「火災の発生は予見できなかった」とする無罪主張を退けた。 起訴状によると、両被告は16年11月6日、大学の仲間らと木くずで装飾した木製ジャングルジムのオブジェ(高さ最大約2・7メートル、幅最大約3・8メートル)を展示。監視役を任された両被告は午後5時ごろ、点灯した投光器をオブジェ内部に放置して火災を発生させ、中で遊んでいた男児を焼死させて父親にも重度のやけどを負わせたとされる。 検察側は公判で、両被告が高熱を発する投光器に木くずが接触する可能性を認識していたとし、火災は予見できたと主張した。弁護側は「事前に誰からも投光器の危
今年が最後の開催になった岩手県奥州市の伝統行事「蘇民祭(そみんさい)」を巡っては、2008年にJR東日本が「不快感を与えかねない」と祭りのポスターの駅構内での掲示を拒む騒ぎがあった。ポスターのモデルとなった男性にインタビューした同年2月4日岩手面の記事を再掲する。(年齢や経歴は掲載当時のもの) ◇ ◇ ◇ 1000年の伝統を誇る奥州市水沢区の黒石寺蘇民祭が、今年も13日夜から14日朝にかけ行われる。ところが今年はJR東日本が「胸毛など不快に感じさせるものを見せるのはセクハラ」と構内でのポスター掲示を拒否した騒動で、逆に全国から注目を集めることになった。蘇民祭ポスターのモデルになり、にわかに時の人となった佐藤真治さんに話を聞いた。【石川宏】
パレスチナ赤新月社は10日、パレスチナ自治区ガザ地区の最大都市ガザ市で、1月下旬に砲火の中で車に取り残された少女(6)の遺体が見つかったと発表した。同乗していた親族6人は全員死亡したが、少女は1人だけ生き残り、赤新月社に電話で助けを求めていた。公開された通話の録音は海外メディアなどで広く報じられ、安否に注目が集まっていた。 少女はヒンド・ラジャブさん。1月29日に親族と車で移動中、イスラエル軍による攻撃にあったとみられる。赤新月社は同乗していた別の少女(15)から救助を求める通報を受けたが、この少女は通話中に銃撃されて死亡したとみられ、連絡が取れなくなった。一方、1人だけ生き残ったラジャブさんは車内から3時間あまり通話を続け、「ここから連れ出して」「暗くなってきた。怖い」などと訴え続けた。
名古屋市立小学校の男性教諭(40代)が、2019~21年に同僚の女性教諭(20代)と学校内で性行為をしていたことなどを女性本人から学校側に告発され、自主退職していたことが関係者への取材で明らかになった。 女性教諭が23年1月に所属先の小学校に提出した報告書などによると、2人は19年4月、6年生(2クラス)の担任となり、男性は学年主任だった。 当時、男性は既婚、女性は未婚だったが、男性教諭が女性教諭に好意を抱き、19年7月から男性教諭が他校へ異動する21年春まで、校内で日常的に胸や尻を触っていたほか、男子トイレ内での性行為、裸の写真や下着姿などのわいせつ画像の送信要求などを繰り返していたという。
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