「塾を経営する男から娘が性被害に遭った。男には性犯罪歴があった」。広島市内の60代男性の悲痛な声が、本紙の「こちら編集局です」取材班に寄せられた。性犯罪歴は、男の公判で判明したという。 【画像】判決の通知書を見ながら娘の被害を語る男性 「信頼して預けていたのに、性欲を満たすために娘を傷つけられた」。男性は昨年末、男に言い渡された有罪判決の通知書に改めて視線を落とし、声を震わせた。 男性によると、高校生だった娘は2018年秋、男が経営する個別指導塾へ入った。男は急に怒鳴ることもあるが、従順な生徒には優しく接していたという。男性は「娘とは絶対的な主従関係だった」とみる。 最初の被害は3カ月後。胸と下半身をトイレで撮影するよう命じられた。「あなた以外もやっている」と言われ、断れなかった。翌月には二人きりの教室で裸にされて上半身を触られ、動画を撮られた。塾をやめたいと言うと、「画像をばらして恥ずか