前半終了時の大ブーイングに、後半終了時の不気味な静寂・・・まさか、優勝候補筆頭かつ開催国であるブラジルが、ドイツとの準決勝で1-7という凄まじい大差で敗れることになると予想した人が、世界にいったいどれだけいたのだろうか。 前半の11分に、何でもないCKなのにファーサイドにいたミュラーが完全フリーになってドイツにラッキーな先制点が入り、その後はブラジルが攻め込むもPK狙いのマルセロのダイブが取ってもらえず、22分に右サイドから中へと折り返したボールをフェルナンジーニョがカットミス、PA内に入り込むドイツの選手にマークが全て後追いになり、クローゼのシュートをいったんはGKジュリオ・セーザルが止めるものの、2度めを押し込まれて2点目。これでブラジルの気持ちが完全に切れてしまった。 そしてそこからわずか6分間の間に3点を叩き込まれる。どれもドイツの攻撃が凄かったと言うよりはブラジルの各選手が等間隔