日本選手団の橋本聖子団長ら役員が23日、ジャパンハウスで大会総括の記者会見を行い、橋本団長は国外で開催された冬季五輪で史上最多となる8個のメダルを獲得したことについて「選手が競技に真摯(しんし)に取り組み、監督やコーチがしっかりサポートしてくれた結果」と評価した。 全日本スキー連盟常務理事で、雪上競技を統括する古川年正副団長は「過去2大会メダルなしだったが、研究を重ね、七つのメダルを取れて安心している」と述べた。銀4、銅3という結果には「次は金メダルを取れるよう、対策を練っていきたい」と、4年後の平昌(ピョンチャン)五輪での金メダル獲得を目標に掲げた。 一方、氷上競技は期待されたスピードスケートなどが振るわず、フィギュアスケート男子の羽生(はにゅう)結弦(ゆづる)(ANA)の金メダル一つにとどまった。 橋本団長は「反省している。責任を感じている」と語った上で、「すでに選手村内で、強豪国のコ
「出直し選は無駄遣い」と訴える共産党府委員会の幹部ら(19日午後、大阪市のJR京橋駅前で)=金沢修撮影 橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)の辞職に伴う出直し市長選(3月9日告示、23日投開票)で、異例の「不戦敗」戦術をとる市議会野党が、「大義なき選挙」と市民にアピールする活動を始めた。 メディアへの露出度が高い橋下氏の主張が一方的に浸透することを危惧し、選挙経費に約6億円かかることなどを訴えている。ただ対立候補を擁立しない中での橋下氏批判は説得力を欠くうえ、告示後は活動が制限され、功を奏するかは未知数だ。 「6億円もの市民の税金を使い、大義のない選挙を行おうとしている」 今月19日夕方、共産党大阪府委員会幹部らは大阪市のJR京橋駅前で声を上げ、帰宅客らに大阪都構想や出直し選を批判するビラを配った。清水忠史・党府副委員長は「今後も市民団体などと協力し、駅前の街頭宣伝やビラの全戸配布などを大々
菅官房長官は20日の衆院予算委員会で、日本政府がいわゆる従軍慰安婦問題で「おわびと反省の気持ち」を表明した1993年の河野洋平官房長官談話に関し、根拠となった韓国人元慰安婦16人の証言内容を検証する政府チームの設置検討を表明した。 河野談話は、元慰安婦の証言の裏付けを十分とらずにまとめられたとされている。日本維新の会の山田宏衆院議員が検証チームの設置を求めたのに対し、菅氏は「機密を保持する中で検討したい」と応じた。 証言をまとめた非公開資料の公開については、「非公開を前提にやっている。機密扱いの中で、どうできるか検討したい」と述べるにとどめた。これに関連し、政府高官は記者団に「外部の人に見せるというのは難しい。やはり政府内ということだ」と語った。
飲食店の口コミサイト「食べログ」に店内の写真などを無断掲載された大阪市内のバーが、「隠れ家」を売りにした営業戦略を妨害されたとして、サイトを運営する「カカクコム」(東京)に掲載情報の削除と330万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴していたことがわかった。 19日に第1回口頭弁論があり、カカクコム側は「店の評価という表現の自由に対する過度な制約だ」と反論し、請求棄却を求めた。 訴状(昨年12月25日付)などでは、バーは大阪市内の路地で約4年前から営業。看板はなく外観からは飲食店と分からず、入り口の鉄扉はオートロック。男性経営者(45)の知り合いなどで常連となった客の紹介がなければ入店できず、「秘密性を演出し、客の遊び心をそそることで他店との差別化を図ってきた」という。 ところが、2012年11月頃、何者かが店の趣向や写真を同サイトに投稿。常連客から「知る人ぞ知るところが魅力だったのに残念」と
母親から育児放棄の虐待を受けたとして、山形県東根市の少女(10)が最上地方に住む母親を相手取り、慰謝料180万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が19日、山形地裁(石垣陽介裁判官)であった。 母親は請求棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を見せた。 答弁書で母親は「自身も精神的に病んでおり、食事を作れる状態ではなかった。医療費もかかり、慰謝料として支払う金はない」などと主張した。 訴状によると、2012年9月に両親が離婚、少女は母親に引き取られたが、朝食は食パン1枚、夕食も冷凍食品だけで、話もしてもらえなかった。約1か月後に父親の元で暮らし始めたが、母親の無関心な態度により、精神的なダメージを受けたとしている。
島根県は17日、韓国が竹島(隠岐の島町)を不法占拠する直前の1952~53年頃、隠岐諸島・島後から竹島に漁船で渡った際に使われた海図を初めて発見した、と発表した。 コンパスで針路を確認しながら船を進めたらしく、海図には竹島と隠岐、大山(鳥取県)を結ぶ2本の線が鉛筆で引かれている。県は「竹島が隠岐の住民の生活圏内であり、日本固有の領土であることを裏付ける貴重な資料」としている。 海上保安庁が発行した海図「日本海西部」(1949年改正版)。県の竹島問題研究会などが昨春、島後で集めた資料5578点を整理中、地元漁協が保管していたものの中から発見、昨年8、9月と今月、関係者から聞き取りを実施して、当時どのように使われていたかを確認した。 県などによると、この海図を使って渡航したのは島後の住民3人で、既に亡くなっている。遺族らの話では、3人は肥料などの原料になるリン鉱石を採取するため竹島に渡り、半日
文部科学省大学入試室によると、東京都、埼玉県など1都9県の私立大で、15~17日に入試を実施したのは計33校。 18日現在、大雪のため受験できなかった高校生らのため、早稲田大など18校が再試験を決めた。 法政大(東京都千代田区)によると、都内で16日に行われた同大の入試では、山梨県在住の約500人が欠席した。同大は、同県の欠席者全員に対し、再試験を案内する通知を郵送しており、同大入試センターは「大雪で涙をのんだ受験生に最大限配慮した」としている。 また、中央大(東京都八王子市)は19日、交通機関の乱れで入学試験を欠席した受験生に対し、再試験を行うと発表した。3月9日に同大多摩キャンパス(同)で実施する。
大雪の影響で関東甲信から東北地方では20日も、6都県で約1500人が孤立状態となっている。 生活道路が遮断された集落では、陸上自衛隊による支援物資の空輸が続く一方、徐々に孤立化も解消されており、休校していた学校の再開も相次いでいる。 読売新聞の20日午前9時現在のまとめでは、山梨、埼玉、群馬など6都県で少なくとも1529人が孤立状態。125世帯221人が孤立状態にある東京都奥多摩町は、20日も都を通じ、山間部の日原、峰谷両地区に食料や灯油などの空輸を自衛隊に要請した。埼玉県秩父市でも自衛隊の支援活動が続いており、20日は市西部の栃本地区などに医薬品を届ける。 山梨県では20日、公立小中高・特別支援学校計142校が授業を再開した。甲府市立相川小学校では、通学路の歩道が雪でふさがれ、凍結して滑りやすくなっていた。職員ら約20人が「道路が凍ってるから気をつけて」「落雪に注意して」と児童らに声を掛
【ソウル=吉田敏行】韓国の鉄鋼最大手ポスコが、高級鋼材の製造技術について新日鉄住金の特許は無効とした申し立てで、韓国特許庁がポスコ側の訴えを認め、新日鉄住金の特許を認めない判断を下したことが18日わかった。 決定は17日。新日鉄住金は「極めて不当で、驚きをもって受け止めている」としており、韓国の高等裁判所に当たる特許法院に、直ちに取り消し訴訟を提起する方針だ。 ポスコによると、新日鉄住金の特許が無効とされたのは、鋼材の製造法についての関連特許4件。韓国特許庁は「すでに知られている技術と同じか類似で、特許として認められない」と判断したという。 新日鉄住金は日米両国で、ポスコが製造技術を不正入手して特許を侵害したなどとして損害賠償訴訟を起こしている。ポスコは対抗して、米韓両国で特許無効を申し立てていた。 ポスコは各国で進行中の特許紛争で「優位を確保できた」としているが、新日鉄住金は「米国では、
大雪による被害が拡大する中、静岡県御殿場市が15日午前に陸上自衛隊の災害派遣を要請するよう県に打診したにもかかわらず、県東部危機管理局が「派遣の要件に該当しない」と難色を示していたことがわかった。 その結果、御殿場市への派遣要請は見送られ、市内の主要道路については民間の協力も得て、ようやく16日に除雪が終わったが、生活道路の多くはまだ手つかずだ。市民からは「記録的な大雪で、柔軟に対応してほしかった」など疑問の声が上がっている。 御殿場市では15日午前9時の時点で県内最大となる85センチの積雪を記録。主要道路は雪で通行できず「積もった雪でドアが開かず、家から出られない市民もいた」(市危機管理室)という。 自衛隊への災害派遣は市町の依頼を受けて知事が要請するため、市は同日午前中、事前に県東部危機管理局に打診した。 県東部危機管理局によると、御殿場市から相談を受けた同局の当番職員は、県庁本庁の担
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