札幌市は5日、5月に同市で新型コロナウイルスへの感染が確認された60歳以上の高齢者131人のうち約1割が「昼カラオケ」に客や営業側として関わっていたことを明らかにした。 高齢感染者の行動歴を分析したところ、十数人に昼間のスナックや喫茶店などで高齢者同士で昼食とカラオケを楽しむといった行動がみられた。カラオケボックスのような営業形態ではなく、多くは繁華街以外の場所にあったという。 秋元克広市長は5日の定例記者会見で、「夜の飲食の注意喚起は行われているが、昼間や酒を提供しない場所でも感染する場合がある」と述べ、歌い手との距離の確保やマイクの共有を避けるなどの感染防止策をとるよう呼びかけた。 また、市は5日、市内で新たに50~60代の3人の感染が確認されたことも発表。このうち2人に昼カラオケと関係する行動歴があったとしている。 こうした昼カラオケを通じて感染した可能性のある高齢者もおり、市保健所