1.メタ認知プロンプトとは?メタ認知プロンプトとは、以下の論文「メタ認知プロンプティングは大規模言語モデルの理解を向上させる」で提案された、人間の内省的推論プロセスに着想を得たプロンプトであり、標準的なプロンプトや思考連鎖(Chain of Thought)プロンプトなどの手法を常に凌駕する結果が得られたとのことです。 メタ認知とは、自分が認知していることを認知すること、つまり、自分が行っている行動や思考を客観的に把握し、制御することを指します。このメタ認知能力によって、冷静な判断を可能にしたり、問題解決能力を向上させたりすることができると言われています。 この論文では、メタ認知プロンプトについて、次のように説明しています。 メタ認知プロンプトは、人間のメタ認知能力の一部をまねたもので、以下の5つの段階から構成されています。 1.入力テキストを理解 2.予備的な判断を実施 3.この予備的な