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2022年9月26日のブックマーク (2件)

  • ソビエト時代に建てられた団地、現在の住み心地は?

    自らが暮らすソ連時代の団地の模型を手に、実際の建物と写真に収まるバーバラさん/David Navarro/Martyna Sobecka/Zupagrafika 旧ソ連や東欧圏の各地にある巨大な団地群は、戦後、欧州で住宅供給が促進された証しとして存在する。20世紀後半に一斉に建設されたこれらの団地は、大抵の場合、人々になるべく迅速かつ安価に住宅を提供するために、実用的なデザインとなっている。 これらの団地の中にはすでに取り壊されたり、荒廃しているものもあるが、多くは、それらを建設した共産主義政府よりも長く存続している。 出版社兼デザインスタジオ、ズパグラフィカの創業者であるデビッド・ナバロ氏とマルティナ・ソベッカ氏は、2012年から、東欧の老朽化したコンクリートブロック造の建物の写真を撮り始め、さらに現在もそれらの建物を「我が家」と呼ぶ人々と面会し始めた。 当初2人は団地をバックに紙ででき

    ソビエト時代に建てられた団地、現在の住み心地は?
  • 『雨を告げる漂流団地』レビュー:おそらく団地映画、最後の傑作

    稿は2022年9月16日よりNetflixで全世界配信&全国ロードショーとなる長編アニメ映画『雨を告げる漂流団地』のレビューです。 『雨を告げる漂流団地』はおそらく日の団地をモチーフとした映画で最後の傑作となるアニメである。決して大仰に言っているわけじゃない。そもそもの団地自体がいま日各地で建て替えや取り壊しが続いており、団地の時代が終わり始めているからだ。 団地は戦後の住宅難を解消するための施策であると同時に、新たなライフスタイルの象徴でもあった。団地の誕生によって家族の形からある種の社会の形まで変わったことは、各時代のフィクションなどからうかがえる。しかし近年は老朽化などに伴い、各地で建て替えなど今後を問われる状況にある。 そんな消えゆく団地の時代を、作はなんとストレートな冒険映画に仕上げているのだ。『陽なたのアオシグレ』(2013年)や『ペンギン・ハイウェイ』(2018年)の

    『雨を告げる漂流団地』レビュー:おそらく団地映画、最後の傑作