欧米で「つながらない権利」の法制化が広がる 日本では約半数のオフィスワーカーが「持ち帰り残業」を経験 日本の企業が導入「山ごもり休暇」が生む意外な効果 情報通信技術の進歩により、私たちは「いつでも・どこでも・誰とでも“つながる”」ことができるようになった。 SNSを見れば世界中の情報が次々と流れてきて、携帯端末では遠くの人ともビデオ通話ができる。 スマートフォンを使いこなせば、ある程度の仕事だってこなせるくらいだ。 だがこれらの技術革新とともに、「勤務時間外の業務対応」という問題が人々を悩ませるようになっている。 社用の携帯電話やメールアカウントには、場所・時間に関係なく連絡が相次ぎ、終業後にもかかわらず、時には休日であっても、自宅や外出先で対応した経験のある人も多いはずだ。 こうした事態を防ごうと、勤務時間外の対応を拒否できる「つながらない権利」の法制化が欧米で広がっているのをご存じだろ