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  • フォイエルバッハ・テーゼ

    マルクス『フォイエルバッハにかんするテーゼ』 「自分らしさ」を求めて「自分探し」の旅に出かけてもそこには「自分」はいない。「他者」にしか出会わないだろう。 「マインドコントロール」という言葉が否定的なニュアンスで頻繁に使われるのは、この「自分探し」とコインの裏表の関係にある。そのコアには、“外因や他者の影響をすべて排除したところにピュアな自分というものが存在する”という「自分らしさ」像がある。「個人主義対全体主義」という不毛な構図や、「自己決定、自己責任」という過剰な強調は、その妄想に拍車をかけている。すべてを遮蔽した自己というものを設定し、ひたすら内省的に自己を探しつづけるのだ。 マルクスは、ヘーゲル左派の哲学者だったフォイエルバッハを批判する11のテーゼをメモにして残した。 その第6テーゼの一部分をみてみよう。 「フォイエルバッハは、宗教的質を人間的質に解消する。しかし、人間的

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