今回、このタイミングで。書くべきことかどうか考えたが、やはり書くべきだろうと思ったのでコミッショナーに相談した。コミッショナーというのは本物のプロ野球のコミッショナーではなく、文春野球のコミッショナーである。いや、相談という言葉は違う。書いたほうがいいと思ったし、それが書けるのは文春野球カープの監督という立ち位置を任せてもらっている自分にしかできないと思ったので、気持ちは決まっていた。相談ではなく許可を求めたのであろう。 コミッショナーから出た言葉は意外だった。それを待っていたという言葉であった。コミッショナーは以前からそこが気になっていたようであった。自分とコミッショナーは以前からの知り合いであるので言いやすかったはずだがそれでも言えなかった。それは彼がコミッショナーだからである。 記そうと思う。いましか記せないことを。そして、二度とこうしたことを記すことがないことを願うものである。 こ