「チェンジ」。自民党総裁候補が街頭演説でこぶしを掲げるのを見て、恥ずかしくなってテレビを消した。オバマ氏にあやかろうというのか、テレビドラマのパクリか知らないが、すっかり賞味期限が過ぎているのに、演出とキャラで厚化粧すれば国民は盛り上がるとでも思っているのか。見ているのがつらくなった。 しかし、そんな総裁選を茶番だ何だと批判しながら、それでいて連日大きく報道しているマスコミこそお笑いだと思われているのかもしれない。お笑いかもしれないが、読者や視聴者の関心が高いと思えばやっぱり報道する。もちろん批判はする。批判はしても結果的に露出度が高くなればそれだけ国民の関心を呼ぶことになり、さらにまた報道する。 こういうジレンマから抜け出せないマスコミに人々は不信感を募らせているのだろう。総裁選が始まってからというもの、会う人ごとにマスコミ批判を聞かされる。 しかし、世論調査をすればカラ騒ぎ総裁選のおか