黙っていてばかだと思われた方が口を開いてばかをさらけ出すよりまし--。第16代米大統領エイブラハム・リンカーンの言葉だという。 ただ政治家ともなれば黙ってばかりもいられない。というわけで第43代米大統領は、8年間に数々の迷言を生んだのだった。彼の単語の言い間違いや文法の誤りは「ブッシズム」と呼ばれ、何冊もの本になっている。 「child」の複数形である「children」に複数のsを付けたり、「shake」の過去分詞が「shaken」ではなく「shaked」だったりだ。 「アソイズム」はまだまだである。本1冊どころか1章分にもなっていない。しかも1文字に何通りもの読み方がある高度な言語での間違いだから、世界で笑いを取れるかどうか。 でも笑い事で済まないと、かえって問題だ。次期大統領のことを「オバマという人」と言ったり「何となくインテリジェンスのとても高そうな英語だった」と印象を述べている様