行政刷新会議ワーキンググループによる事業仕分けが11日から始まった。仕分けの結果として何がどうなるのか今ひとつ不明確だが、たとえば「診療報酬の配分」について『収入が高い診療科の報酬を見直す』とか『開業医の報酬を勤務医と公平になるよう見直す』などということが、圧倒的賛成多数の結論としてまとめられた。(川口恭) ワーキンググループの取りまとめをした枝野幸男代議士は、厚生労働省の外口崇保険局長に対して「持ち帰って反映してもらいたい」と述べたので、いずれ中医協の場で議論されることになると思われるが、中医協の議論が、どこまでこの結論に拘束されるのかは、今日の所はよく分からなかった。 検討の論点を提案したのが財務省の主計官だったことからすると、予算査定の段階で反映されるのかもしれない。 診療報酬の配分に関するこの日の主なやりとりは以下のとおり。資料は、こちらの6ページ目からと、こちらの冒頭。 外口局長
体育館を貸し切り、三つのグループに分かれて始まった行政刷新会議ワーキングチームの事業仕分け=11日午前、東京都新宿区市谷本村町(古厩正樹撮影) 国の予算の無駄遣いを洗い出そうとする「仕分け人」と、虎の子の事業や組織を死守しようとする官僚たち。11日、完全公開で始まった政府の行政刷新会議による事業仕分け作業は、ときに怒声が飛び交う激しいやりとりが展開された。聞こえません! 仕分け作業の会場となったのは、国立印刷局の体育館。普段はバレーボールやバスケットボールのコートなどとして使われている。約1600平方メートルの会場を、3つのワーキンググループ(GW)ごとに区切り、計300の傍聴席を設けた。 午前9時半、一斉に作業を開始。が、突然、第3作業グループを傍聴していた高齢の女性ら数人が「全然聞こえません!」と声を上げた。傍聴者にはレシーバーで聴いてもらう仕組みをとったが、レシーバーが行き渡らなかっ
「我々、小沢総理を作るために活動しておったのですが、結果として私がこのような立場になりました」。11日、首相官邸で中国の王家瑞・共産党中央対外連絡部長の表敬訪問を受けた鳩山由紀夫首相は、このようにあいさつ。民主党の小沢一郎幹事長を「本来、首相であるべき人」と持ち上げた。 王氏は、民主党と中国共産党が両国の問題を話し合う「日中交流協議機構」会議に出席するために来日した。小沢氏は同機構の活動の一環で12月に訪中を予定しており、07年の訪中団では党代表として胡錦濤国家主席と会談するなど、主に中国とのパイプ役を担っている。王氏も「小沢幹事長をはじめ、党の方々と素晴らしい意見交換をした」と応じた。【岡田英】
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