宝島社の『このマンガがすごい!2021』オンナ編で、第1位と第5位の2冊同時ランクインという快挙を果たした和山やまさん。第1位に輝いた、初連載となる『女の園の星』(祥伝社)は、女子校を舞台に、担任の男性教師・星先生と生徒たちの日常を描いた作品で、芸能人にも熱烈なファンが多くいるという。端正な絵柄と低いテンションで日常のミクロな事件を愛おしい笑いに変える世界観は、どのように生み出されているのか。作者の和山さんに、話を聞いた。(全2回の1回目/後編を読む) 米津玄師さん、綾野剛さんらがSNSで紹介 ――『このマンガがすごい!2021』オンナ編で、『女の園の星』が1位となりました。おめでとうございます。中3男子とヤクザの奇妙な友情を描いた前作、『カラオケ行こ!』も5位にランクインされていますが、今作はどちらかというと男子高生の日常を描いたデビュー作『夢中さ、きみに。』に近い世界が描かれています。