日本政府が、米空軍無人偵察機「グローバルホーク」が撮影した福島第1原発上空の映像の提供を受けながら、公開に慎重姿勢を見せていることが関係者の証言で分かった。米軍側は「あくまで日本側の判断」とし、提供した映像の公開を承認している。 無人機が搭載する高性能のカメラは「車のナンバーが読み取れるほど鮮明」(米空軍)で、映像は原発施設の内部状況をほぼリアルタイムでとらえており、専門家の分析にも役立つ可能性が高いという。 米空軍は日本政府からの要請を受け、グアムのアンダーセン空軍基地に配備されている最新鋭のグローバルホーク(翼幅約40メートル、全長15メートル)を震災の翌12日から、被災地周辺に飛行させている。多量の放射性物質が検知されている福島第1原発上空では自衛隊機の飛行が困難なため、グローバルホークが24時間態勢で撮影。衛星通信を介して映像を米カリフォルニア州の米空軍基地に送信し、日本政府側にも
東京都葛飾区のアパート新築現場で昨年12月、クレーン車でつり上げていた外壁用コンクリート板が落下して下敷きになった男性作業員2人が死亡した事故で、警視庁捜査1課は26日、現場責任者(34)=江戸川区=とクレーン操縦士(35)=横浜市=を業務上過失致死容疑で書類送検した。2人は容疑を認めているという。 事故は昨年12月25日午前8時35分ごろ、葛飾区東新小岩3の現場で、軽量コンクリート板11枚(総重量約880キロ)を約10メートルの高さまでつり上げたところワイヤロープが切れ、建築資材の運送会社に勤務していた41歳と39歳の作業員2人が下敷きになり死亡した。 同課は、現場責任者らがつり荷の下から作業員を離れさせるなどの安全確保義務を怠ったと判断。操縦士が、工事前にワイヤロープのほつれを認識しながら放置して作業を始めた過失も事故の要因になった疑いがあるとした。【佐々木洋、古関俊樹、神澤龍二】
◇予定価格5億円下回る 10月から約6年かけて行われる世界遺産・姫路城の「平成の大修理」で、姫路市は2日、天守閣のしっくいの塗り替えや瓦のふき替えなどの主要工事の入札結果を明らかにした。東京の大手ゼネコン「鹿島建設」など3社の共同企業体(JV)が、予定価格(税別21億5683万円)を約5億円下回る16億2000万円で落札した。市は9日に開会する市議会定例会に関連議案を提出し、可決後に正式契約を結ぶ予定。 入札(一般競争)は5月1~7日に行われ、市内業者を含む計4JVが参加。落札したのは鹿島と姫路市の神崎組、立建設のJVで、落札価格は予定価格の75・1%だった。鹿島は昭和の大修理(1956~64年)を手がけた実績もある。 市は当初、工事費に設計監理費などを加えた修理総額を約28億円と見込でいたが、これで数億円下回る見込みとなった。市は「算定した当時に比べて材料価格などが安くなったため、落札価
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く