自民党の河野太郎・前デジタル相は27日午前、フジテレビの報道番組に出演し、石破茂首相(党総裁)が参院選で大敗したにもかかわらず続投する意向を示している状況を踏まえ、森山裕幹事長が責任をとって辞任すべ…

河野太郎選対委員長代理は21日、昨秋の衆院選に続いて参院選で惨敗した責任を取って森山裕幹事長に辞任するよう要求した。東京都内で記者団に語った。 河野氏は「衆院選、参院選と国政選挙で2回、惨敗をしている中で、幹事長がお辞めにならないのは極めておかしい。幹事長が全責任を負って辞表を出されるべきだ」と述べた。 米国との関税交渉などを理由に石破茂首相が続投することについては「首相と赤沢亮正経済再生担当相の2人にしか、交渉の正確なところは分からないと思う」として容認する考えを示した。 参院選で、選対委員長代理として「職責を全うしたとは言い難い」と述べ、木原誠二選対委員長に自身の辞表を預けたことも明らかにした。木原氏に対しては「選対委員長が辞表を出すときには、自分一人では辞めず、幹事長と一緒に辞めてほしいと伝えた」と語った。【高橋祐貴】
自民党総裁選の候補者から、従来の安全保障政策の大転換を目指す発言が相次いでいる。アジアでの新たな集団防衛体制の構築のほか、「非核三原則」の一部見直しや原子力潜水艦保有といったタカ派色の強い訴えが目立…
先般の東京都知事選挙の期間中には、有権者に投票行動の参考になる情報を伝えるべきであるにもかかわらず「当分、選挙なんてものはございませんよ」という雰囲気だったテレビが、党員ら以外には投票権もない自民党総裁選には、連日長時間を割いている。正式に出馬表明すらしていない人物をもパネルにして、誰と会った、こんなことを言ったとのうわさがある、こういう思惑があるかもしれない――などと、自民党の広報担当のような自称政治ジャーナリストに思う存分しゃべらせる。政治資金パーティー券の不正やら不透明な資金のキックバックやら脱税やら旧統一教会との癒着やらというマイナスイメージを、とにかく視聴者に忘れさせようと躍起なのである。 政権党とはいえ、党内での代表者を決めるだけのことに、まるで自民党祭りのような大騒ぎをしている。 一連の裏金問題に関して、毅然(きぜん)と厳しい意見を述べる候補予定者はもちろん皆無で、「返還を要
自民党の派閥で唯一存続を決めている麻生派が、9月の総裁選で岐路に立たされそうだ。派内から河野太郎デジタル相(61)が出馬の意向を固めるなか、領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総裁(83)は、一致団結し…
岸田文雄首相の自民党総裁選への不出馬表明で、「ポスト岸田」の候補たちのくびきは解かれた。 「総裁選の推薦人になってくれませんか?」。14日、首相の記者会見の終了後まもなく、高市早苗経済安保相は安倍派…
衆院本会議に臨む岸田文雄首相(右)。左は河野太郎デジタル相=国会内で2023年3月30日午後、竹内幹撮影 原発の再稼働が進まない。岸田文雄首相が今夏以降に7基を再稼働させると宣言してから1年。東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働も目指してきたが、今年中の再稼働は絶望的となった。首相の原発回帰路線に立ちはだかるのが河野太郎消費者担当相。かねて「脱原発」を唱え、今やポスト岸田の立場にある河野氏が官邸にとってやっかいな存在となっている。 福島第1原発事故から12年。原発に依存しない電力システム改革は進んだものの、不祥事は後を絶ちません。福島原発の廃炉、増え続ける「核のごみ」、核燃料サイクルの行き詰まりといった課題も山積したまま。事故の反省と教訓はどこへ行ったのでしょうか。この国の原発政策が向かう先を検証します。 第1回 官邸悩ます「トップガン」河野太郎氏(本記事) 第2回 「なぜ河野氏は我々を
河野太郎デジタル相は15日、マイナンバーに別人の公金受取口座が登録された問題の責任を取り、自らの閣僚給与3カ月分を返納すると発表した。「庁内の情報共有体制が不十分だった。制度担当の大臣としてけじめを…
マイナンバー情報総点検本部の会合で発言する岸田文雄首相(右)。右から2人目は河野太郎デジタル相=首相官邸で2023年6月21日午後1時54分、竹内幹撮影 マイナンバーカードを巡るトラブルが止まらない。政府は「デジタル社会のパスポート」を誘い文句に推進の姿勢を崩していないが、本当にこのまま突き進んで大丈夫なのか。かねて懸念を示してきたIT企業サイボウズの青野慶久社長と、国際ジャーナリストの堤未果さんが指摘するマイナカードの「穴」とは――。【金志尚】 <目次> 不明確な目的とずさんな設計 兆単位のコスト、投資に見合わぬ利便性 ひも付く個人情報、一極集中はリスク大 なし崩し的「適用拡大」に危機感 国際的潮流に逆行、サイバー攻撃で流出懸念 国民監視、思想・言論統制つながる恐れ 国、推奨しながら「流出の責任負わぬ」規定 デジタル弱者切り捨て、公共の精神に背く 事業停止し再考を 本来のデジタル化とは
マイナンバー制度への不信が岸田政権を直撃する中で開かれた衆院特別委員会。野党は相次ぐトラブルの詳細や対応策を重ねてただしたが、河野太郎デジタル相らはほとんど正面から答えなかった。政権に国民の不安に向…
相次ぐマイナンバーカードをめぐるトラブルを受け、政府は「マイナポータル」を通じて閲覧できる29項目の情報について今秋までに総点検を行うとしています。都内最多90万人を超える人口規模の世田谷区の保坂展…
問題の噴出が止まらないマイナンバー関連のすっとこどっこいを、本当に解決する気があるのかどうか。岸田文雄政権は「マイナンバー情報総点検本部」なるものを設置した。総務省、デジタル庁、厚生労働省などが、省庁を横断して「検証」していくのだそうだ。岸田首相は「コロナ対応並みの臨戦態勢で」「政府、地方自治体、関係機関一丸となって全力を尽くしてほしい」などと言っている。自分たちが国民の反対を押し切ってゴリ押しして起こしたことを、新型コロナウイルスのまん延と同列に語る面の皮の厚さには驚かされるが、それよりもこの「検証組織」の司令塔が河野太郎デジタル相だという。そもそも彼のもとで、すっとこどっこいなことが頻出しているのに、客観的で冷静になることがどう見ても不可能な当事者が、一体どのような「指令」を出して「検証」するというのだろうか。 そんな河野氏は、6月25日に行った講演で、一連の問題を批判する野党について
マイナンバー情報総点検本部の会合で発言する岸田文雄首相(右)。右から2人目は河野太郎デジタル相=首相官邸で2023年6月21日午後1時54分、竹内幹撮影 マイナンバーを巡る相次ぐトラブルを受け、政府が21日に「マイナンバー情報総点検本部」を発足させたのは、首相官邸の「焦り」のあらわれとみられる。 「マイナンバーが一時期の年金の話にも似ている雰囲気だ。結構まずいな」 政権幹部は6月中旬、周辺にこう語った。自民・公明両党には、2007年の「消えた年金問題」を発端に衆参がねじれ状態に陥り、09年の政権交代に至ったという苦い思い出があり、政権は危機感を強めている。 岸田政権はマイナカードの普及を重点政策と位置づけ、発足直後の経済対策で、カード取得や公金受取口座の申請などでポイントを最大2万円相当付与する事業を創設し、急ピッチで普及を進めてきた。 5月中旬にマイナカードを使ったコンビニエンスストアで
ずっと、私個人はその存在すら無視し続けてきたマイナンバーというのは、有害にしか見えない。それをどうしても推し進めたい、無理やりにでも導入させたい、そして「強制でない」と言いながら事実上の強制になるような外堀の埋め方でごり押しをしてきた岸田文雄政権は、一体どういうインセンティブがあってこんなばかげたことをやっているのだろうか、不思議で仕方がない。よほど政府の近くに、とんでもない得をする人たちがいるのだろうと思わなければつじつまが合わない。 公金受取口座で本人ではない家族名義の口座を登録してしまったエラーが約13万件も確認されるなど、トラブルは枚挙にいとまがない。しかもトラブルのバリエーションも豊富で、どんなにずさんな法人が運営を任されているのか、悪い意味で興味深いものがある。「マイナ保険証」には他人の情報が登録されることも数多く起きている。医療機関の窓口では、資格があるのに「無効」「資格なし
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